GoogleCloudNextTokyo25参加レポート
自己紹介
RIZAPテクノロジーズの山城です。2022年の8月にデータアナリストとして入社し、現在はデータアーキテクト(一般的なデータエンジニア職)として分析基盤やパイプラインの構築を担当しています。
そんな私が8月5日、6日に開催されたGoogle Cloud Next Tokyo ’25 に参加してきましたので、イベントの様子をレポートします。
当日の様子
国際展示場駅から駅広告や看板などが立っていて、東京ビッグサイトの南館へ特に迷うことなくたどりつけました。

また、昨年のGoogle Cloud Next Tokyo ‘24や、去年から今年のGoogleの発表などもあったのでLLMやAI Agentに注力しているのは、入り口の看板でも全面に押し出されていることからもよく分かりました。これだけでこの一年は革命的なリリースの連続だったのだろうなと想像できます。

イベントは10:00の基調講演から開始です。私は予約が取れず当日はサテライト会場から聴講しました。基調講演では新機能の発表や、実際の事例の紹介が主な内容で、興味深かったのは同日に記事が出ていたプロ野球でのプレーの可視化に関しての発表でした。
その後、11:30からExpoが開場されますが、待機列がものすごい行列でもはや並んでいるのか、ただ混んでいるのか分からないくらい折り返した列になっていました。

Expo会場に入ると大量の企業ブースが並んでいました。


その他にも、Ask the Expertなどの専門家に対して直接質問を行うことができるブースがあります。このようなイベントでサービスに詳しい方とディスカッションを行うことができるのは貴重でありとてもためになるので、事前に現状の構成での課題や困りごとをまとめて環境についての相談を行うのがおすすめです。
Google Cloudのプレビュー版の機能を紹介やデモを行うブースも出ており、特に去年から今年にかけてGeminiを取り込んだサービス(NotebookLMやGoogle Agentspaceなど)の登場や、Gemini本体のマルチモーダル化などもあり生成AIに関するブースや新機能が大量に並んでいます。
こういった機能に触れてみると「問い合わせによるコミュニケーションコストの削減を効率的に行えそう」や「AI Agentと並走することでデータの活用をもっと簡単に多くの社員が気軽に行えるようになる未来がある」などが感じられるポイントでした。
Expo会場でのブースの出展以外にも、企業でのGoogle Cloudの活用事例に関する多数のセッションが行われていたのも興味深かったです。その中でも業務に関連する部分として、データメッシュ(データの分散管理)の考え方をGoogle Cloudで実現するためのセッションを主に聴講しました。
データメッシュを実現するためにdata product、data contractを、Google Cloudのどの機能で実現するのが適しているか、技術だけではなく他部門とのコミュニケーションや役割分担をどのように考えたほうがいいか、などが得られた知見です。
また、実際にデータメッシュを構築した企業のセッションでは、構築するまでの流れや、データに対してのアクセス制御、個人情報に対してのマスキングをどの段階で行うのかなどのより実践的なお話などを伺うことができました。
RIZAPでは現状中央集権的にデータを集めて分析などに利用していますが、事業や利活用の拡大に伴ってデータメッシュのような分散的なデータ管理などを行う必要が出てきたときに備えて、活用事例の収集や、どのタイミングで分散的な管理に踏み切るかの判断材料として今回のセッションの内容を活かすことができると考えています。
今回イベントに参加した感想は、GeminiをはじめとしたLLM、AI Agentの活用事例が大量に紹介されたことで、RIZAPでももっとこれらの技術を活用して事業に関する各種指標の集計などの効率化、分析業務での利用データの探索、分析結果に対しての別角度からの考察の提案など、現状をさらに効率化、高速化、高度化する必要があることです。そうでないと世界のデータ活用の速度に置いて行かれてしまうからです。
ただ、その活用の前にデータアーキテクトのポジションにいるものとして、活用ができる状態のデータを提供するのが直近の課題だとも感じています。
まとめ
この記事ではGoogle Cloud Next Tokyo ‘25に参加して当日の様子をレポートいたしました。毎年セッションやブースにその時の技術のトレンドが表れていますが、今年はLLM、AI Agent一色で、データ活用事例や専門家でなくてもデータを分析するための機能の登場などで一気にデータ活用の幅が広がったのを感じました。
もちろん、データを活用するためにデータを整備する必要性は変わらず存在すると思うので、地道にそちらに取り組んでいこうと決意を新たにしたイベントでもありました。
また、前述したように当日の会場にはGoogle Cloudの方をはじめ、サービスに詳しい方が多数ブースにいらっしゃるため、現状の構成を確認し、聞いてみたいことや、どのように構成を改修するかなどを事前にまとめておくと非常にためになるのでおすすめです。私もAsk the Expertで1時間以上議論していたので、相当盛り上がって楽しめました。