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2026.10.05
技術・カンファレンス

iOSDC Japan 2026 参加レポート ─ 初の大規模カンファレンスで感じた熱量と学び

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iOSDC Japan 2026 参加レポート ─ 初の大規模カンファレンスで感じた熱量と学び

こんにちは!RIZAPでiOSエンジニアをしている野村です。

今回は、2026年9月11日~13日に開催された「iOSDC Japan 2026」に参加してきました。この記事では、当日の会場の雰囲気や特に印象に残ったセッションについてお伝えしていきます。

iOSDC Japan 2026とは?

 

iOSDC Japan 2026は、iOS関連技術をコアのテーマとした国内最大規模の技術カンファレンスです。最新の技術トレンドやアーキテクチャ、現場での開発エピソードなど、多岐にわたる知見が共有される場となっています。

RIZAPでは社員の成長を支援する文化があり、外部の技術カンファレンスへの参加も積極的に奨励されています。今回はその一環として参加しました。

会場で感じたこと

 

今年の会場は、昨年に引き続き「有明セントラルタワー」でした。
本カンファレンスは今年で11回目の開催を迎えますが、現在の会場へと移ったのは昨年からだそうです。

 

会場に到着して真っ先に感じたのは、参加者の方々の圧倒的な熱量の高さです。
LT会の会場ではライブ会場さながらの臨場感で発表が行われていました。

運営スタッフの皆さんや登壇されるスピーカーの方々を筆頭に、会場全体が「技術が好き!」「開発が楽しい!」というポジティブなエネルギーに包まれていました。オフラインならではの熱気を肌で感じ、見ているだけでこちらのテンションも自然と上がっていくような、とても刺激的な空間でした。

また、この熱気あふれる会場で社外のエンジニアの方々と交流できたことも、今回参加して本当に良かったと思えた理由の一つです。初対面の方ばかりだったので最初は少し緊張しましたが、実際にお話ししてみると皆さんとてもフランクで、優しく接してくださいました。iOSコミュニティの温かさや居心地の良さを肌で実感し、技術を通じた新しい繋がりを持てたことで、自分もこのコミュニティの一員なのだと実感することができました。

 

2日目、3日目の朝には会場内に大量のドーナツが用意されていました。

「参加者にどうしても朝ごはんを届けたい」という主催者側の強い想いから実施したとのことです。長丁場となるカンファレンスにおいて、こうした運営の方の細やかなホスピタリティも、イベント全体の満足度や活気を高める大きな要素になっていると思いました。

スポンサーブースとアクティビティ

 

セッションの合間には、スポンサー企業のブースを回りました。

各社のブースでは、自社の技術スタックや開発の取り組みを紹介する工夫を凝らした展示が行われており、非常に見応えがありました。現場のエンジニアの方から直接お話を伺える機会も多く、セッションに劣らない魅力がありました。

 

夕方になるとスポンサーブース内にフリードリンクのエリアが設けられ、参加者が各自のタイミングで自由に飲み物を手に取れるスタイルとなっていました。

他の参加者と自然に会話が生まれるきっかけにもなっており、カンファレンスのテーマでもある「交流」を後押しする試みだと感じました。

 

スポンサーブースを回ってビンゴカードを埋めると、ガチャに挑戦できるというアクティビティもありました。

 

セッションの合間には、Optional<Bar>というその場でブレンドされた飲み物が楽しめる特設バーが設営されていました。

ただ技術の話を聞くだけではなく、こうしたお祭りのようなアクティビティを心から楽しめるのも、オフラインカンファレンスならではの魅力だと感じました。

セッション

 

セッションはAからDの4つの会場で並行して行われました。上の写真は一番大きなA会場の様子ですが、セッションによってはここが満席になるほどの盛況ぶりでした。

ここからは、数多くの素晴らしい発表の中から特に印象に残っている3つのセッションをご紹介します。

1. 柔軟性のあるUIで、多くの環境でアプリを活躍させる

登壇者:noppeさん

「どうすれば柔軟性のあるUIを実現できるのか?」を深掘りするセッションでした。

「柔軟性=状況を問わずに価値を提供できること」と定義した上で、ユーザーがアプリを使用する際に関わってくる要素を「目的(実現したいこと)」「コンテキスト(置かれた状況)」「インターフェース(目的を達成するための手段)」の3要素に分解できるということ。そして、ユーザーにとってベストなデザインにするためには、3要素の中の「インターフェース」を変えるアプローチが有効であるということが、具体例を交えながら驚くほど分かりやすく解説されていました。

中でも、コンテキストと目的の組み合わせに対して、「もしかしたら別の姿のインターフェースもあるのでは?」と疑う視点を持つことの重要性についての解説と、連続的なレイアウトと段階的なレイアウトを組み合わせて柔軟なUIを実現するというアプローチは、特に印象に残っています。

2. Swiftで作って学ぼう!データベース自作入門

登壇者:kasekenさん

簡単なものであればどんな言語でもデータベースが自作できるという、思わずひきこまれるテーマのセッションでした。

データベースの自作方法にとどまらず、ファイルやページャーといった内部構造から、B+treeの仕組みに至るまで分かりやすく解説していただき、セッションを見るだけでもデータベースに対する理解が深まるような内容でした。

 

この画像は、セッションの後実際に自分でデータベースを作成している時のものです。

こんな風に「面白そう!やってみよう!」という行動のきっかけをいただけるのも、カンファレンス参加の醍醐味だと感じました。

※参考サイト:https://cstack.github.io/db_tutorial/

3. 巨大モノリシックアプリモダン化計画

登壇者:Ryommさん

巨大なアプリをリファクタリングし、登壇者の実体験ベースで語っていただくという内容のセッションでした。

「安全にリファクタできること」の重要性や、見えない運用コストをあぶり出すことの必要性、全体の進捗把握のために移行単位を定義することの大切さなど、現場で直面するリアルな課題への向き合い方が中心で、多くの学びがありました。

特に印象的だったのは「人は簡単にルールを破るため、構造がルールを守らせるようにするべき」という考え方です。影響範囲を限定しコントロール可能にする仕組みづくりと最終的な目的を忘れずに妥協の心を持つというバランス感覚が、チーム開発においていかに重要なのか改めて理解しました。

まとめ

今回のiOSDCへの参加を通して感じたことは「もっと他のイベントにも参加してみたい!」ということです。
今まで、あまりこういったイベントに参加してこなかったのですが、それがもったいないと思う程に最高の体験ができました。

また、今回得た知見や新しい繋がりは実際のプロダクトに活かして、ユーザーの方にさらなる価値を届けていきたいと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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